木曜日, 12月 27, 2007

クリスマス過ぎの白菜


 例年クリスマスの頃 白菜は乾いた北西の風を避ける為に 大きな外葉を頭からすっぽりと冠ったポンチョのスタイルになります。
 ところがご覧の通り 今年はまだポンチョを冠っていませんし 葉は青々していて葉枯れの様子は見られません。 その代わり 小振りなこじんまりした白菜です。 
 
我家では 白菜は漬物よりも鍋物で食べることが多いので 白いところと青いところのバランスがほどよく かつ 大玉になるこの「王将」を毎年作り続けています。
今年の王将は 例年に比べて葉の枚数が少なく 一枚一枚の葉が小振りです。 従って王将のどっしりした貫禄が見られません。 この場所は夏の間胡瓜を植えてあった跡で 胡瓜の為に堆肥など充分入っていますし 胡瓜の根も奇麗でしたから土壌病の心配も無いと思っていました。 白菜の育ちが良く無い原因は どうも 日照不足に依るところが大きいのでは?と思われます。

 今年の春 割り当てられた農園のこの場所は南傾斜地で その下の方向に区の保護樹木に指定されている大きなケヤキの木があります。 秋が深まって太陽の角度が低くなると そのケヤキの蔭に入ってしまい 昼間は日光が遮られます。 また西から北の方角には稲荷神社の林があって 太陽が西に傾く夕方は 今度はそちらの蔭に入ってしまいます。 従って晴天の日でも 11月初旬から2月いっぱいは日照不足になりがちな場所です。(ちょうど 木々の間から一条の夕日が差し込んで来ました その貴重な日差を撮りました。)
 一方 南傾斜で北西の方角には高い林がガードをして 冷たく乾いたカラッ風の直撃を防いでいます。 お陰で白菜にとっては結球の葉先からどんどんと乾いて枯れ行くことも無く クリスマスが過ぎてもポンチョを冠らずに済んでいます。
 お正月も間近になりました やや小振りですが ぼちぼち王将獲りにかかります。

9 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私の白菜(ミニでない白菜です)もそうですが、近所の農家の白菜も、今年は小振りです。残暑のせいではないかと考えていました。ことによると、私の作り方が悪かった?でも、並びのダイコンは立派でした。

M. Sasagawa さんのコメント...

ポタさんの白菜もそうですか? 単純に立地条件で片付けていましたが、もっとマジメに見なければなりませんね。
 うちの農園の白菜はヨトウにやられたのが多く、あまり出来の良い白菜は数える程です。 たまたま、私が予備に作っていた苗を2株差し上げた方のは、比較的王将らしい白菜になっています。その畑は、日差の抜群にいい場所でしたので、何時も御世辞含みで「陽当たりのいい場所は違うねー」なんていっていましたのが不マジメの原因です。

匿名 さんのコメント...

白菜は最初の年に暑い頃アブラムシで真っ黒になった思い出があり思い出すと気が滅入ってしまうのでついつい種蒔きせずに冬を迎えます。綺麗に出来ましたね。羨ましいです。白菜の漬物は大好きですので作りたい気がありますが今年も作らず仕舞です。
お隣さんも綺麗に出来ているので来年は頑張ろうかな・・
プチヴェールの下葉を取って日当たりを良くしようかと思っています。

M. Sasagawa さんのコメント...

モンカー様:
 早生種の「無双」と言うのは、苗も作り易いし、早く穫れるのでお勧めです。8月の20日過ぎに、12cmのポットに5〜6粒種を撒いて(失敗するので、30%程の予備ポットを作る)、黒の防虫網(寒冷紗)を掛け涼しい所で苗を育てます。9月の中頃、いい苗を選んで定植します。防虫網のトンネルをしっかり掛けて、アブラムシとヨトウムしに気を付けます。葉が大きく広がって来たら、その葉の先位に化成肥料を半握りぐらいやれば、11月にはとれますよ。

 プチヴェールはこの白菜と同じ畠で、陽当たりが悪く、やっと飴玉ぐらいの脇芽になってきたところです。脇芽が出て来たら、葉枝を10cmほど残して、下から3分の1ぐらいの所迄切り取っています。

匿名 さんのコメント...

白菜のポンチョスタイルとは素晴らしい表現です!暖冬で、その姿にならなくても王将は美味しいことでしょう。名前も凄いですね~
冬の日光の貴重さは身を持って感じてます。

M. Sasagawa さんのコメント...

kimama様:
 最近は小家族化のためか、野菜売場の白菜は半カットとか4分の1カットが増えていますから、白菜の中がよく見えます。 今時の白菜は、中の葉色が黄色い黄芯白菜が圧倒的です。「王将」はそう言う意味では流行遅れの、白い白菜です。
 かって、何種類かの黄芯白菜を植えましたが、どうも巻きがゆるく、葉がごわごわしてしっとり感が無いのが好みに合わず、王将に戻ってしまいました。 今では、自分が作るしか、入手出来ない白菜になりました。

 冬の日光の貴重さ、おっしゃるお気持ち お察しします。 私も新潟勤務中は、「東京は1ヶ月間、冬晴れが続いています。」と毎朝放送する天気予報を聞いていました。 

匿名 さんのコメント...

以前に私も王将を作ったことがありますが、昨年から野崎採種場の「野崎123」という品種に切替えて作っていますが、比較的作りやすく今年も良い天候に恵まれて、中には4Kg超の満足できるようなものが出来ましたが、やはり関東地方は天候があまりよろしくなかったようですので、この点も影響したのではなかったのでしょうか。
しかし、我家では漬け物を作らなくなりましたので、今年から作り始めたミニ白菜が一番適当なようです。(笑

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3様:
 確かに気候の影響もあったかも知れませんね、例年ですと今頃下のマルチが見えると言うのはおかしいです。
 先日収穫した王将は、特に小振りでしたが2.5kg しかありませんでした。巻きはしっかりしていましたし、見てくれはいいのですが、全体が小作りです。

 ミニ白菜はだいぶ普及してきましたね、畑の回転が早くなると言う点からも面白いなーと思っています。

匿名 さんのコメント...

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