金曜日, 8月 01, 2008

中玉トマトで作ったドライトマト


 中玉トマトフルティカは ミニトマトと比べると 皮が薄く 甘味があって美味しいので 生食で食べられてしまい ドライトマト作りに必要な数のフルティカは貯まりませんでした。
 ここにきて 収穫数が増えて ご覧のように約50個が貯まりましたので 昨年までのミニトマトに替えて 中玉トマトでドライトマトを作ってみることにしました。
 ドライトマト作りのもう一つの条件は 真夏の太陽による天日乾燥です。

 澄んだ空を背景に 高い雲が夕日に輝いていました。 翌日は朝から 真夏の太陽が期待出来そうです。
 早速 夕食後にドライトマト作りに取りかかりました。
 トマトはヘタを取って横半分に切り オーブン皿にクッキングシートを敷き 切り口を上にして並べ 軽く塩とオリーブオイルを掛けます。 オーブンは110℃に設定して 45分間熱風乾燥します。 終わったら15分間余熱乾燥をし もう一度110℃に設定して 45分間熱風乾燥し終ったら翌朝まで放置します。

 朝 2階のベランダに遣い古した乾燥篭を設置し トマトを並べて 防鳥対策のテグスを張って 丸一昼夜自然乾燥をします。 
 乾燥後 アラ熱が取れたら 3等分(一回の使用量見合分づつ)して袋に入れて冷蔵庫で保存します。 これで 半月ぐらいはもちます。 より大量に長期保存をする時は 冷凍保存します。
 さてドライトマトが出来たので 早速 恒例の「ドライトマトとニンニクのスパゲッティ」を作りました。
 このスパゲッティ料理は タップリとかけるソースの味でつるつると食べるのとは違って ニンニクとドライトマトの味と旨味をからませた 堅めのスパゲッティをシコシコと食べる料理ですから 色や堅さやタイミング等に気を配って作っています。(分量は3人分です)
  スパゲッティ(1.6mmφ)210g 
  ドライトマト60個(トマト30個分)は見た目のきれいなドライトマトをトッピング用に数個残して その他は包丁で細かくたたいておく
  ニンニク(チップ用)4片を薄切り
      (ソース用)1~2片をミジン切り
  鷹の爪 1本を3~4片に切り 種を取っておく
  バジルの柔らかい葉を 好みの枚数   
(作り方) 先ず にんいくチップを作ります。薄切りにしたニンニクを オリーブオイルを敷いたフライパンに入れてニンニクを焦がさない様に 色よくカラット揚げ ニンニクだけをペーパーの上に取り出してカリカリにさせます。
 次にソース作りにかかります。 チップを作った後のフライパンに オリーブオイルを足して ニンニクのみじん切りを入れ 香りがたったら 鷹の爪1本を加えます。
 ニンニクの香りと鷹の爪の辛味が オイルに出たら 鷹の爪を取り除き ミジン切りのドライトマトをフライパンに入れて ドライトマトの香りと甘味をゾースに移します。 ただしニンニクは焦さない様に フライパンを火から上げ下げしながら ほぼソースを仕上げ 一旦火を止めておきます。
 一方たっぷりの湯を沸かした鍋で スパゲッティを塩茹でします。(堅いスパゲティが好きなので絶えず堅さを確かめながら茹でています)
 途中で ソースに火を入れて 茹汁を お玉半分程 フライパンに加え 味が移ったオリーブオイルとよく混ざり合った状態にし 塩胡椒で味を整えてソースを仕上げ そこに 茹あがったスパゲッティを加えて 手早く全体にソースをからませます。
 香りのよい生食用のEVオリーブオイルをたっぷりかけて更にからませ バジルの葉を加えて皿に盛り分けます。 飾り用のドライトマトとニンニクチップをトッピングして戴きます。
 昨年までのミニトマトによるドライトマトと比ますと 中玉トマトのフルティカで作ったドライトマトは 甘さと言い コクと言い 格段の差がありました。 大満足して 来年は中玉トマトの苗作りを増やさねば と思っています。

16 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

自家製のドライトマト美味しいでしょうね。干した写真から、トマトの香りが感じられます。

匿名 さんのコメント...

何時もながらの丁寧なドライトマト作りに感心をさせられます。
ドライトマトとニンニクのスパゲッティは読んでいるだけで、ついつい生唾が出てきましたよ。(笑

M. Sasagawa さんのコメント...

ポタ 様:
 やはり 普通のミニトマトと比べますと、実の部分が格段に多いし、フルティカの皮は比較的柔らかいので、ドライトマトにした時の感触が全く違います。 従って、甘味も 味わいの厚みも数段上です。
 問題は、水分がかなり多く残っていますので、冷凍保存をしたときの経時変化による 味わいがどうなるか? です。

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3様:
 今回は、中玉トマトで初めてのドライトマト作りでしたので、記録を取りながら慎重にやりました。
 
「ドライトマトとニンニクのスパゲッティ」は家族の面々からも好評を得ました。
 次回は、安物のテーブルワインでサングリアを作って、キューと冷やしたのを付けると更に評価が上がるかナー、と 密かにほくそ笑んでいます。

匿名 さんのコメント...

おはようございます!
ホントに美味しそうなドライトマトですね。
私もミニトマトで作ったのですが美味しいと言うよりは、食べきれなくて作った感じです。中玉トマトのフルティカですか。
私も、来年は同じトマトを栽培しようと思います。
遅れて種を蒔いた、大玉のトマトはやっぱり、味がよくなく来年はやめようと思っていたところなんです。
出来ただけで喜んでいたときとりも成長したなぁ~と一人で喜んでいます。

M. Sasagawa さんのコメント...

リラ 様:
 有難う御座います。
 来年は 是非中玉トマトでドライトマトを作ってみて下さい。
 冷凍保存の実績はありませんので、いろいろの料理に使って 早期消費を心掛けてください。
 例えば、市販の トマトソース系のパスタソースを、このドライトマトとにんにくオリーブオイルで、ちょっと手を加えると、イタリアレストラン並の パスタが戴けますよ。

 うちも 中玉トマトは、この時期でもいい実が取れていますが、普通のトマトは 割れが入ったり、オオタバコガの幼虫にヘタにはいられたりして、まともな実は取れません、もう終局ですから。

匿名 さんのコメント...

流石、トマトの出来が素晴らしいです。ドライトマトが出来るほど獲れたのですか!凄い!美味しそうですね。
うちはやっとトマト系が獲れる様になりました。
秋ナスの剪定をやってきました。

匿名 さんのコメント...

フルティカで作るドライトマト、美味しそうですね。
ほんと、皮が薄くて甘味のある品種ですから、向いているのかも。
たくさん収穫出来てますね、さすがです。
ウチでもフルティカはすぐに食べてしまうので、なかなか残りません。
Sasagawaさんはお料理も上手ですね。
マメでらっしゃるし。

M. Sasagawa さんのコメント...

モンカー様:
 普通トマト「ファイト」は10段目ですから割れトマトが多くて、もうお終いです。  
 一方この「フルティカ」は割れも無く、まだ美味しく戴けます。
 3本植えていますが、このところは4~5日あればこれぐらいは貯まるようになりました。

 ナスの剪定はやらねばと思いながら、まだいい実が生りますので、出来ていません。 気持は焦っているのですが。

M. Sasagawa さんのコメント...

睦月 様:
 フルティカ以外のミニトマトを混ぜてでも、是非ドライトマトにして食べてみて下さい、ほんとに甘さとコクが違いますから。
 なお混ぜて作る時は、オーブン乾燥の時間に差をつけて下さい。

 睦月さんに料理を褒められてビックリです、これでもイタリア料理の講習会は受講したのですよ。

匿名 さんのコメント...

昨年レンジで時間かけ過ぎて失敗したので今年はsasagawaさんのレシピ通りに作ってみます。
雨の方は大丈夫でしたか?

M. Sasagawa さんのコメント...

nagamasa様:
 やはりオーブンで、熱風乾燥が適している様です。
 雨に合うと大変ですから、天気予報を見て、100%天気の日に作っています。 フルティカのドライトマトは甘くて美味しいです、是非2~30個でも作ってみて下さい。

 毎日アカシソジュースを飲んでいます。最後(今年5回目)のシソの葉が、防諜網トンネルの中でいっぱいになっています。近い中に刈取って作ります。

匿名 さんのコメント...

うわぁー綺麗なトマトですねー^^
うちのはてっぺんがどうしても青く残っちゃいます。
菜園ブログさんのはいつも写真から臭いまで伝わってきます!

匿名 さんのコメント...

ミニトマトがやっと採れ出したのですが、すぐ食べ切れちゃうから無理だわぁ~と、今日ドライトマトのことを丁度思い出しました。
トマトの水分を飛ばすのにオープンを使うのですね。やはり中玉は格別になるようですね。天日干しもされるので栄養価も増えそうですし加熱で旨味がギュッと凝縮されるのでしょうか。
うちの夫はパスタを好みません。凝ったお料理をされるので羨ましいです。
素晴らしい夕焼けの写真と合わせて赤シリーズを堪能いたしました。

M. Sasagawa さんのコメント...

livestrong様:
 中玉トマトは 暑さにもめげず、いい実が生っています。普通のトマトはもう終りですが。

 写真をお褒め頂き 有難う御座います。
 今までは写真は一枚だけ掲載していましたが、最近は 写真を増やす様に心掛けています。今後とも宜しく。

M. Sasagawa さんのコメント...

kimama様:
 こんにちは、連日お暑う御座います。
 樹で熟したトマトは美味しいので、何方に差し上げても喜ばれますし、なかなか数が貯まりませんね。
 中玉程度の大きさのドライトマトは、スープや野菜煮物に入れるとぐっとコクがでます。また ある程度の保存が出来ますから、それも魅力です。