木曜日, 3月 30, 2006

玉川上水の桜並木


 記録に拠ると玉川上水は 三百五十年ほど前(当時江戸では人口が急増し 江戸府内での水不足の対策は急務でしたので) 多摩川の取水場所から 総延長距離43kmの素掘りの導水路を 一年余りの短期間で造ったものです。 そして この緊急工事には 武蔵野一帯の農民がスキ・クワ持参で突貫工事を強制されたと記されています。
 
 この辺りの玉川上水は 江戸府内へ水を流す落差を確保するために 土地の高い所・高い所を通しています。 近くの地名を例にとっても「烏山」「久我山」「高井戸」等があります。 また 近くを並行に流れている自然の流れの神田川とは 高低差で数十メートルも高い所を流れています。
 歴史が変わって 新宿副都心開発が進み 淀橋浄水場が無くなった後は この辺りの玉川上水は導水路としての役割は無くなりました。 巾十メートルほどの堀が連なっているだけで 水はほとんど流れていません。 ただ 護岸の為に植樹されたであろう桜並木の幹は一抱え以上に成長して この時期には見事な花を咲かせています。 花が終ると 高い梢は烏のネグラになります。

0 件のコメント: